こんにちは、マルムスです。
この記事では、初心者の方向けに資金回転について解説します。
資金回転とは?どんなメリットがあるのか?
この記事を読めば、分かると思います。
資金回転とは?
そもそも資金回転とは何でしょうか?
これは私が勝手にそう呼んでいるだけなのですが、意味合いとしては、
「お金を遊ばせることなく、常に適切な場所に資金を配置すること」になります。
要は資金移動のことなのですが、絶えず様々な口座を行き来させているので、
回転と呼んでいるのです。
資金回転グラフ
資金回転させるためには、
どの口座からどの口座へ資金をどれくらいの時間で移動できるかを把握しないといけません。
また、手数料もできるだけゼロにしたいわけです。
そこで、原則当日中に無料でできる資金移動をグラフにしたものがこちらです。
なお、使用頻度の高いであろう証券会社と銀行に絞っており、
銀行間は振込で資金移動が可能なのは常識のため、可読性を上げるために省略しています。

これを、資金回転グラフと呼んでみます。
複雑に見えるかもしれませんが、
この移動ルートを自分で作らないといけないわけではありません。
この移動ルートが既に用意されている、という話なのです。
但し、一部例外があって、
マネックス証券は出金口座が三井住友銀行になっていますが、これは好きな口座に変えられます。
また、マネックス証券はマネックスカードを持っている場合のみ無料で実質即時出金できます。
なぜマネックス証券の出金口座を三井住友銀行にしているか?
資金回転グラフを見れば分かりますが、日興証券への入金ルートが限られているのです。
そこで、マネックス証券→三井住友銀行→日興証券のルートを開拓しているのです。
※日興証券専用振込口座に振込すれば無料ですが、振込銀行が変わるたびに連絡しないといけません。
※また、手数料が返金される仕組みのため、頻繁な入出金を想定したものではないでしょう。
資金移動の例(楽天証券→日興証券)
楽天証券から日興証券への資金移動を例に考えてみましょう。
具体的な想定シーンとしては、
楽天証券で分売に参加したが、落選した。
日興証券でIPOのBBに参加するので、資金が必要。
などが考えられますかね。
考えられる資金ルートは下図のようになります。

まず、楽天証券から資金を即時出金できるのは楽天銀行のみなので、
らくらく出金で楽天銀行に即時出金します。
次に、楽天銀行から日興証券に直接入金はできないので、別のルートを探さないといけません。
楽天銀行の振込無料回数に余裕があれば、直接三井住友銀行に振込すればよいでしょう。(青ルート)
振込無料回数に余裕がない場合、楽天銀行からマネックス証券に入金します。
そして、マネックス証券の即時出金で三井住友銀行に出金します。
三井住友銀行から日興証券へは即時入金(バンク&トレード)があります。
これで、日興証券のIPO BBチャンスを逃さずに済みました。
振込無料回数
銀行には大抵、毎月の振込無料回数が設けられています。
(大和ネクスト銀行は自分宛であれば、無制限で無料です。※楽天銀行宛など例外ありですが)
この振込無料回数を頭に入れておかないと、
楽天銀行の振込無料回数を使い切ってしまった!でも楽天銀行に資金が固まっている!
などということになってしまいます。
楽天銀行
楽天銀行の振込無料回数は、ハッピープログラムのステージによって決まります。

最大で月に3回まで振込手数料が無料になります。
また、給与・賞与・年金の受取があれば、無条件で月3回まで無料です。
正直、楽天銀行は使用頻度の割に3回の無料回数は少ないです。
ですが、ATM手数料が最大で月7回まで無料になるので、
ATMで現金を引き出し、別の銀行に入れるという物理的な方法もあります。

住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の振込無料回数は、スマプロランクによって決まります。
詳細はこちらの記事に書いていますので割愛しますが、
簡単に月10回の無料回数を獲得できます。
また、ATM手数料も月10回の無料回数となるので、
住信SBIネット銀行が資金回転の軸となることが多いです。

マネックス証券
なぜ証券会社?と思うかもしれません。
先ほど書きましたが、
マネックスカードを持っていればマネックス証券の即時出金が実質無料となります。
この無料回数が月5回までなのですね。
翌営業日出金でよければ月に何回でも無料なので、
急ぎの時のみ即時出金は使うようにしましょう。

三井住友銀行
三井住友銀行は、Olive口座を出金口座とすることで、月3回まで振込が無料になります。
ですが、三井住友銀行から入金できない証券口座はほぼないので、
あまりこの無料回数を使うことはないですね。
(正直、日興証券に入金するルートで困ることが多い)

最後に
いかがでしたでしょうか。
自分と使っている口座が違うのでどうしたらよいか分からない、
資金回転グラフが複雑で覚えられない、など色々あるかもしれません。
重要なのは、資金回転グラフそのものを覚えることではなく、
当日中に別の口座に資金を無料で移動させることができるルートがあることを知っておくことです。
そうすれば、余裕があるときにそのようなルートを実践できるようになり、
徐々に自然に効率的な資金回転ができるようになるのです。
知らないと、いつまで経っても手数料を払い続けたり、BBチャンスを逃したりするのです。
これをマスターすると、手持ち資金の移動だけではなく、
カードローンなどから資金を引き出して使用する際にも、
効率的な資金回転で金利を最低限に抑えながら、豊富な資金力を得られるようになります。
是非、マスターしていきましょう。
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