こんばんは、マルムスです。
皆さん、逆日歩って見てますか?
品貸料とも言います。
見ていないという方も多いかもしれませんが、
せめて権利落日くらいは見るようにしましょう。
なぜか?
逆日歩には、色々儲かるチャンスが潜んでいますから。
逆日歩とは?を正しく説明しているサイトは色々あるのでここでは割愛しますが、
分かりやすく言えば、
空売りが殺到している銘柄を、制度信用売りした場合に、払わないといけないお金
です。
また、
空売りが殺到している銘柄を、制度信用買いした場合に、貰うことのできるお金
です。
なぜ権利落日に見ないといけないのか?
逆日歩は、1日遅れで発表されるので、
今日発表された逆日歩は、昨日制度信用で建てていた人に関係があるのです。
すなわち、権利落日の昨日とは、権利付日です。
権利付日は優待クロスなどで、空売りが通常より集中します。
そのため、逆日歩が出る銘柄が多いのです。
先ほど赤字で書いたように、逆日歩は制度信用売りをしている人は払うものです。
制度信用売りで優待クロスを組むと、逆日歩を払わないといけません。
一般信用売りの場合は払わなくて良いです。
ですが、逆日歩が出なかった場合は、別に制度信用でクロスしていても問題ないです。
では、どんな銘柄が逆日歩が出にくいのか?
そのヒントが、本日発表された逆日歩にあるわけです。
また、逆日歩は制度信用買いをしている人は貰えると書きました。
そして、一般信用売りの場合は払わなくてよいと書きました。
つまり、制度信用買いと一般信用売りでクロスすれば、
値動き関係なく、逆日歩だけを貰えるということになります。
これを逆日歩狩りと呼んでいます。
では、どんな銘柄が逆日歩が出やすいのか?
そのヒントも、本日発表された逆日歩にあるわけです。
逆日歩は、上限が決まっています。最高料率と言います。(名前は覚えなくてよいです)
これは株価で決まります。
最高料率は、権利付日の5日前から2日前の間は2倍に、
権利付日は4倍になります。
また、注意喚起や売り禁銘柄はさらに2倍、
さらに異常時には4倍や10倍になるものもあります。
さらに、逆日歩は営業日ではなく、日数で考えますから、
木曜日が権利落日の場合は、返済受渡日が月曜になりますので、
逆日歩は金土日の3日分付きます。
言いたいのは、逆日歩には上限が決まっていますから、
優待金額よりも逆日歩の上限が小さければ、制度信用クロスも視野なのです。
さて、本日の逆日歩が最も大きかったのは大成温調でした。
この銘柄は利回りがそこそこある優待ですが、一般信用のクロスがほぼ不可です。
そして、注意喚起銘柄でした。
この銘柄は権利日に頻繁に逆日歩が出ています。
一般信用売りができないので、貸株超過になりやすいのでしょう。
一方で、前に紹介したサカイ引越センターであれば、逆日歩は9.15円でした。
100株で915円です。
注意喚起銘柄ではありませんでした。
この銘柄の最高料率は20.8円でしたから、
最高でも100株で2080円までしか逆日歩は出ないわけです。
優待はというと、コシヒカリ5kg。
今や米5kgは2080円では買えませんから、制度クロスありだったわけですね。
今年の3月優待は、逆日歩が1日分でしたから、制度クロスも視野だったでしょう。
但し、逆日歩が3日分だからといって、敬遠しすぎるのも違います。
というのも、逆日歩3日分の場合は、
皆が敬遠して逆に逆日歩が出ないということもあるのです。
制度信用売りが殺到しないと逆日歩は出ませんから。
これが難しい所で、自分が逆日歩が出なさそうと思った銘柄は、
他の人も同じように思っている可能性が高く、
結果的に制度売りが嵩んで逆日歩が出るということもあります。
敢えて直感と逆に行くというのも面白いかもしれません。
逆日歩だけに。
逆日歩とは?

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